📝ライター EggUカウンセラー みーやん
「キャリアも、妊娠出産も諦めたくない」——その悩み、あなただけじゃない
子どもを意識し始めたとき、頭の中にはどんな葛藤が生まれますか?
「キャリアは続けられるのかな?」 「仕事復帰したあと、どんな生活になるんだろう……」 「夫は私と同じくらい、子育てや家事に向き合ってくれるんだろうか?」
こんな悩みが浮かぶ人も多いのではないでしょうか。少なくとも私はそうでした。
妊娠、出産を経て、子育てをしながら働いている今。先を行く"働くママ"として女子会をしていると、オーストラリア在住の私のもとにも、こうした悩みが届きます。EggUを購入してくださったユーザーさんとのカウンセリングでも、よく出てくるトピックのひとつです。
こう考えると、この悩みは世界共通で、多くの女性が抱える葛藤なのだと思います。

ママギルトはどこから来る?見えない義務感の正体
ステレオタイプな考え方かもしれませんが、「子育てや家事は女性の仕事」「男性は外で働く」という役割分担は、今も根強く残っています。「そんなの時代錯誤だ」と思っている人でも、無意識のうちにそう行動してしまうことは、よくあるのではないでしょうか。
「妊娠しても、出産してもキャリアは続けたい」「キャリアアップだってしていきたい」—・・・そう思いながらも、いざ産後の職場復帰を考えると、"仕事も子どもも、どちらも中途半端になっている気がする"という罪悪感、いわゆる「ママギルト」を感じたり、「母親なんだから家のことも子どものことも当然」と、すべてを一人で抱え込んでしまう人も少なくないと思います。
この「母親なんだから当然」という感覚、いわば "義務感" は、どこから来るのでしょうか。 子どもを守り、育みたいという気持ちには、実は生物学的な土台があると言われています。妊娠・出産期に分泌されるオキシトシンというホルモンが、母親の子どもへの愛着形成に深く関わることが知られているためです。※1 ただし、これは「子を大切に思う気持ち」の話であって、「家事も育児もすべて一人でこなすべき」という義務感そのもの話ではありません。その感覚の多くは、社会の中で作られてきた役割分担が、後天的に私たちに刷り込まれたものだと考えられます。
だからこそ、妊娠・出産を考える世代が「その義務を果たせない・果たしたくない・果たしたいのか分からない」という状態にいると、「これでいいのかな」という違和感や罪悪感を覚えてしまうのかもしれませんね。
大切なのは、自分の"本当の望み"をクリアにすること
でも、生き方や考え方はさまざまあっていい。私はそう信じています。
ただ、自分が本当は何を望んでいるのか、どう生きたいのか、自分の人生でどんな役割を果たしていきたいのかをクリアにしていくことは、とても大切だと思います。特に妊娠・出産に関しては、年齢によってからだの状態が変化していくからこそ、なおさらです。
子どもを産み育てたいと思っているのに、先の不安から一歩踏み出せずにいるなら、そこを深掘りする価値は大いにあります。ここからは、そんなときに試してほしい行動のヒントをいくつかご紹介します。
ヒント1:「不安の正体」を具体的に見てみる
妊娠中の不安には——専門家と先輩ママの声を聞く
妊娠中に起こりうるさまざまな変化に、仕事をしながら対応できるか不安なら、妊活を始める前に、どんなサポートが得られるのかを調べておきましょう。職場で働くママたちがどんな経験をして、何が助けになったのかを、信頼できる先輩や上司に聞いてみるのもおすすめです。
また、妊娠に関することや、自分が妊娠に向けてどんな準備を必要としているのかを、専門家に相談してみるのも良いと思います。
妊活の不安、妊娠中の不安、出産の不安、産後の不安——不安の中身はステージによってさまざまです。分からないことや予測できないことは、不安につながります。ただ漠然と不安を抱えるのではなく、その解消法・対処法も含めて正しい知識を得ることは、私たちにできることのひとつです。
ヒント2:会社と自治体の「産後サポート」を調べる

自分の会社の福利厚生や、国・自治体から得られるサポートを調べるのは基本のキ。それに加えて、パートナーの会社の福利厚生を調べることも、同じくらい大切です。
男性側の育休についての情報や、病児休暇が実際どのくらい使われているかなど、夫婦それぞれの会社からどんなサポートが得られるのか、会社としてそれを受け入れる体制があるのかどうかを調べておきましょう。
私の友人の会社には、制度としては病児休暇や急な早退の仕組みがあるものの、実際には気持ちよく使わせてもらえない雰囲気があったそうです。それでも彼女は、「私がその雰囲気を変える最初の一人になる」と決めて、実行していると話していました。
誰かが始めない限り、職場の空気のような"現状"は変わっていきません。とはいえ、一人で実践し続けるのは簡単なことではないので、周りをうまく巻き込みながら、少しずつ良い変化をつくっていきましょう。
ヒント3:「なんとなく復帰」ではなく「戦略的に復帰」する
子育てをしながら仕事復帰をするなら、周りのサポートは必須です。「全部自分がやらなきゃ」と抱え込んでしまうと、心も体も疲弊してしまいます。だからこそ、周りのサポートを上手に頼ること。
なかでも、パートナーとの役割分担や期待値は、必ず前もって話し合っておいてほしいと思います。
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いつ職場復帰したいのか
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どんな形で復帰したいのか(在宅勤務と通勤を組み合わせるのか)
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そうするなら、どのくらいの期間、どんなスケジュールで進めたいのか
——ここまで具体的に話し合っておくことが大切です。
自分の希望をベースに、パートナー側の会社の制度や子育てに対する意識、希望をすり合わせていくことは、欠かせないプロセスだと私は考えています。
その際、自分とパートナーだけでなく、両親や友人、各種サービスなど、周りからどんな育児支援が得られるかを一緒に考える——この意識を妊活前から持っておくと、いざ妊娠・出産へと進んだときに「私たちはどんな考えで進めていくか」を前もって共有できているので、安心材料のひとつになるはずです。
プラン通りにいかなくても大丈夫。大事なのは「話し合える関係」
プランした通りに物事が進まないことは、もちろんあります。
けれど、そんなときでも、日ごろから自分の気持ちをオープンに話したり、相手の考えに耳を傾け、相談し合えていると、何か問題が起きたときの対応力は上がります。
二人で、「フラットに話し合う」スタイルを、ぜひ一緒につくっていってほしいと思います。
不安を"整理する場所"、ありますか?
今回は、キャリアと妊娠にまつわる不安への対処法のヒントをいくつかご紹介しました。
でも、これらのステップに進む前に、必ず通る道があります。それは、自分の不安や希望、考えに向き合うということ。
自分がキャリアや妊娠についてどう感じているのか、理想とする妊娠・出産・育児の形はどんなものか——これは意図的に考え、知ろうとしない限り、パートナーとの会話も生産的にならず、プランも立てられません。
その整理をする場所として、EggUはあなたに伴走します。AMH検査だけでなく、その結果をもとに自分のライフプランを見直したり、今回お話ししたようなキャリア・妊娠に関する自分自身の考えを整理する場としても、ぜひ活用してください。
「EggUってどんなサービス?」と思った方は、ぜひこちらを読んでみてください。
そして、この機会に、「漠然とした不安」のままで終わっていたその気持ちを、少しだけ前に進めてみませんか?EggUは全力でサポートします。
📝ライター EggUカウンセラー みーやん
日本で救急看護師として経験を積んだ後、海外留学を経てオーストラリアでも看護資格を取得。30代後半で結婚、妊活、不妊、妊娠、第一子出産、40代で第二子出産を経験しキャリアとライフプランで悩む経験をした一人である。現在は看護師として働きながらEggUカウンセラーやキャリア・ライフコーチとしても活動中。
※1 出典: The Conversation「Maternal instinct and biology: evolution ensures we want sex, not babies」 https://theconversation.com/maternal-instinct-and-biology-evolution-ensures-we-want-sex-not-babies-46622 (2026/07/31閲覧)