「妊娠を機に退職」の相談を受けたら。管理職として知っておきたい、本音に寄り添う対話のヒント 〜「引き止めるか、受け入れるか」の前に。社員の不安と現場のリアルをつなぐコミュニケーション〜

「妊娠を機に退職」の相談を受けたら。管理職として知っておきたい、本音に寄り添う対話のヒント 〜「引き止めるか、受け入れるか」の前に。社員の不安と現場のリアルをつなぐコミュニケーション〜

チームで頼りにしているメンバーから、「実は妊娠しまして、退職を考えています」と相談されたとき、管理職としてどのように言葉を返すべきか迷った経験はないでしょうか。


「体を最優先にしてほしいけれど、できればこれからも一緒に働きたい」
「でも、無理に引き止めるのは本人の負担になってしまうのではないか」

相手を大切に想い、同時にチームのマネジメントにも責任を持っているからこそ、こうした葛藤が生まれるのはとても自然なことです。

今回は、「妊娠・働く・退職」という岐路に立つ部下から相談を受けた際、管理職としてどのように向き合い、双方にとって納得感のある対話を進めていけばよいかを考えます。

なぜ「働き続ける」ではなく「退社」を選ぼうとするのか?


退職を切り出す社員の多くは、「仕事を嫌いになった」わけではなく、いくつかの不安が重なってその結論に至ることがあります。

・体調の波と「迷惑をかけたくない」という申し訳なさ 

つわりや急な体調変化で思うように動けない日が続くと、「周囲にシワ寄せがいってしまう」と自分を責めてしまい、責任感の強さから「これ以上迷惑をかける前に辞めよう」と考えてしまうケースがあります。


・産後・復職後のイメージが持てない不安 

「育児をしながらこれまでの業務量をこなせるだろうか」「子どもの急病で休むことが増えたら、どう評価されるのだろう」といった、少し先の未来に対する見通しが立たないことも大きな要因です。


退職の相談を受けたとき、大切にしたい3つの視点


すぐに退職届の手続きを進めたり、逆に強く引き止めたりする前に、まずは以下のような視点を持つと、お互いに落ち着いて話ができるようになります。


視点①:まずはお祝いと、日頃の貢献への感謝を伝える 

現場の業務調整が頭をよぎる瞬間ではありますが、まずは「おめでとう」という祝福と「これまで頑張ってくれてありがとう」という感謝を言葉にします。これだけで、緊張していた部下の肩の力がふっと抜けます。


視点②:「前向きな決断」か「不安からの消去法」かを聴く 

「家庭や子育てに専念したいという本人の前向きな希望」なのか、それとも「周囲に迷惑をかけるのが怖くて辞めるしかないと思っているのか」を、急かさずにヒアリングします。




視点③:「辞める/フルタイム」以外の選択肢を共有する 

もし不安からの消去法であれば、休職や時短勤務、一時的な業務内容の変更、リモートワークなど、柔軟な選択肢があることを「一つの情報」として伝えてみます。


現場マネジメントと両立させる「対話と体制づくり」

管理職の方が一人で抱え込まず、仕組みとしてチーム全体で対応していくことが大切です。

企業内で様々な連携をとっていきましょう。


人事や専門窓口と連携する 

利用できる制度や過去の復職事例などについて、人事や労務担当者と情報を共有しながら、会社全体でどんなサポートができるかを確認します。


業務の共有・引き継ぎを前倒しで進める 

体調の変化や急なお休みに備え、その人しか分からない業務をチーム内でシェアしていきます。業務の「見える化」を進めることは、結果としてチーム全体の属人化解消にもつながります。


一度の面談で結論を急がない 

妊娠期間中は、体調や心情が時期によって大きく変化します。「今日すべてを決めなくても大丈夫。体調を見ながら、また来月ゆっくり話そう」と、長期的なスパンで見守る姿勢が部下の安心感を生みます。


一人ひとりの選択を尊重し合える組織へ

対話を重ねた結果、本人が前向きに「退職」を選ぶ場合も、制度を活用して「継続」を選ぶ場合も、どちらが正解ということはありません。

大切なのは、「お互いの本音を机の上に出し、一緒に選択肢を考えた」という対話のプロセスそのものです。


困ったときに本音で相談でき、ライフステージの変化に柔軟に向き合ってくれる上司や職場の存在は、相談した本人だけでなく、それを見守るチーム全体の安心感や信頼関係へと広がっていきます。


まずは「相談してくれてありがとう」という一言から、目の前の部下と丁寧な対話を始めてみませんか。


社員が「退職」を決める前に、本音を整理できる場所はありますか?


「妊娠したら、今の働き方を続けるのは無理かもしれない」

「これ以上チームに迷惑をかける前に、辞めるしかないのでは……」


責任感が強く優秀な社員ほど、体調の変化や将来への不安を一人で抱え込み、誰にも相談できないまま「退職」という極端な選択肢を選んでしまうことがあります。

しかし、その背景にあるのは「仕事を辞めたい」という気持ちではなく、「どう両立すればいいのか分からない」「周囲に気を遣ってしまう」という、言葉にできない漠然とした不安であることも少なくありません。

本人が自分の心や体、これからのライフプランを客観的に整理する機会がなければ、管理職や企業側も「本当は何に悩んでいるのか」を把握できず、適切なサポートや前向きな対話をすることが難しくなってしまいます。


社員が自分自身の体と向き合い、これからの「働く」と「生きる」を落ち着いて整理する。その対話のきっかけをつくる場所として、私たち「EggU」は企業さまと管理職、そして社員のみなさまに伴走します。


EggUは、自宅でできるAMH検査(卵巣予備能検査)の提供にとどまりません。


客観的なデータや専門家のサポートを通じて、社員自身がこれからのライフプランを主体的に描き、「自分はどう働きたいのか」という本音を言語化するためのツールとしてもご活用いただけます。社員が自分の希望を整理できているからこそ、管理職との1on1でも「辞める/続ける」の二者択一ではない、現実的で前向きな両立の選択肢を一緒に話し合えるようになります。


「社員が不安から離職を選んでしまう前に対話をしたい」

「管理職と社員が、お互いに納得できる両立支援の体制をつくりたい」


そう思われた企業担当者さま・管理職のみなさまは、ぜひこちらの詳細ページをご覧になってみてください。

不安からの「あきらめの退職」をなくし、大切な社員と企業が長く心地よく並走できる組織へ。

まずは、社員の本音に寄り添う小さなきっかけ作りから、私たちEggUと一緒に始めてみませんか?


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