COLUMN

妊娠しても退職しない選択。 後悔しないための復帰プランニング術

妊娠しても退職しない選択。 後悔しないための復帰プランニング術

📝EggUライター/ライフコーチ  みーやん   妊娠がわかり、「退職せずに産休・育休を取得して復帰する」と決めた。制度についてもひと通り調べ、手続きも済ませた。 ――では、実際にどのように復帰するのでしょうか。 この「復帰までに何を準備しておくか」という部分は、意外と見落とされがちなポイントだと感じています。制度についてはこれまでの他のコラムでも詳しく紹介してきましたので、今回は少し視点を変えて、復帰までに、自分の中で・家族の中で、何を話し合っておくとよいか」というプランニングについてお伝えしたいと思います。 私自身、最近二人目を出産し、久しぶりに仕事へ復帰しました。5歳になる娘のときの復帰と比べて、かなり勝手が違い、戸惑うことも多くありました。今回はその実体験も交えながら一緒に考えていきたいと思います。 1. まずは、自分の気持ちに向き合ってみる 制度面の準備の前に、実はここが一番大切だと感じています。「自分は本当はどうしたいのか」を、あらためて自分自身に問いかけてみることです。 子どもとの時間、どのくらい必要か 一人目のときは、「育休はあらかじめ決められた期間のもの」というくらいの認識しかありませんでした。しかし二人目を迎えて改めて感じたのは、育休中は子どもと100%向き合える、人生の中でも非常に貴重な期間だということです。 いざ保育園に預ける段階になり、「まだもう少し一緒にいたい」という気持ちが急にわいてきたことがありました。一人目のときにはなかった感覚で、自分自身でも意外に感じました。結果として、当初想定していたよりも復帰時期を少し延ばすという選択をしました。 こうした気持ちの変化は、決して珍しいことではなく、むしろ自然な感情だと思います。だからこそ、「〇カ月で復帰する」とあらかじめ決めすぎず、その時々の自分の気持ちを確認しながら、時期を柔軟に見直してよいということをお伝えしたいです。 復帰のベストなタイミングとは こちらも、唯一の正解があるわけではありません。 保育園の入りやすさ(4月入園を狙うか、空きが出たタイミングで動くか) 育休給付金の延長条件(1歳、1歳半など) ご自身の体力・メンタル面の回復具合 職場のプロジェクトの区切り こうした要素を並べてみると、「絶対にこのタイミング」という正解はなく、どこに優先順位を置くかという話になってきます。私の場合は、「保育園の空き状況」と「自分の気持ちの整理」を優先し、やや遅めのタイミングを選びました。 母乳育児をいつまで続けたいか これも母乳育児をしている人にとっては意外と大きなテーマです。復帰後も母乳育児を続けたいのか、それとも粉ミルクフォーミラーへ切り替えるのか。続ける場合には、 職場に搾乳できる環境があるか(搾乳室、冷蔵庫の有無など) 搾乳の時間をどのように業務スケジュールへ組み込むか 保育園への搾乳母乳の持参ルール 哺乳瓶への移行の時期はどうするか といった点を、復帰前にある程度調べておくと安心です。「復帰すれば自然と授乳の頻度も落ち着くだろう」と考えていても、想像以上に子どもも自分も授乳に対する思い入れが強い場合もあります。授乳をどうしたいかは、早めにご自身の中で言語化しておくことをおすすめします。 2. 復帰後の働き方を、具体的にイメージできているか 気持ちの整理と同じくらい重要なのが、「実際に復帰後どのように働くか」という具体的なすり合わせです。私自身、今回はこの部分でかなりつまずきました。...

妊娠しても退職しない選択。 後悔しないための復帰プランニング術

📝EggUライター/ライフコーチ  みーやん   妊娠がわかり、「退職せずに産休・育休を取得して復帰する」と決めた。制度についてもひと通り調べ、手続きも済ませた。 ――では、実際にどのように復帰するのでしょうか。 この「復帰までに何を準備しておくか」という部分は、意外と見落とされがちなポイントだと感じています。制度についてはこれまでの他のコラムでも詳しく紹介してきましたので、今回は少し視点を変えて、復帰までに、自分の中で・家族の中で、何を話し合っておくとよいか」というプランニングについてお伝えしたいと思います。 私自身、最近二人目を出産し、久しぶりに仕事へ復帰しました。5歳になる娘のときの復帰と比べて、かなり勝手が違い、戸惑うことも多くありました。今回はその実体験も交えながら一緒に考えていきたいと思います。 1. まずは、自分の気持ちに向き合ってみる 制度面の準備の前に、実はここが一番大切だと感じています。「自分は本当はどうしたいのか」を、あらためて自分自身に問いかけてみることです。 子どもとの時間、どのくらい必要か 一人目のときは、「育休はあらかじめ決められた期間のもの」というくらいの認識しかありませんでした。しかし二人目を迎えて改めて感じたのは、育休中は子どもと100%向き合える、人生の中でも非常に貴重な期間だということです。 いざ保育園に預ける段階になり、「まだもう少し一緒にいたい」という気持ちが急にわいてきたことがありました。一人目のときにはなかった感覚で、自分自身でも意外に感じました。結果として、当初想定していたよりも復帰時期を少し延ばすという選択をしました。 こうした気持ちの変化は、決して珍しいことではなく、むしろ自然な感情だと思います。だからこそ、「〇カ月で復帰する」とあらかじめ決めすぎず、その時々の自分の気持ちを確認しながら、時期を柔軟に見直してよいということをお伝えしたいです。 復帰のベストなタイミングとは こちらも、唯一の正解があるわけではありません。 保育園の入りやすさ(4月入園を狙うか、空きが出たタイミングで動くか) 育休給付金の延長条件(1歳、1歳半など) ご自身の体力・メンタル面の回復具合 職場のプロジェクトの区切り こうした要素を並べてみると、「絶対にこのタイミング」という正解はなく、どこに優先順位を置くかという話になってきます。私の場合は、「保育園の空き状況」と「自分の気持ちの整理」を優先し、やや遅めのタイミングを選びました。 母乳育児をいつまで続けたいか これも母乳育児をしている人にとっては意外と大きなテーマです。復帰後も母乳育児を続けたいのか、それとも粉ミルクフォーミラーへ切り替えるのか。続ける場合には、 職場に搾乳できる環境があるか(搾乳室、冷蔵庫の有無など) 搾乳の時間をどのように業務スケジュールへ組み込むか 保育園への搾乳母乳の持参ルール 哺乳瓶への移行の時期はどうするか といった点を、復帰前にある程度調べておくと安心です。「復帰すれば自然と授乳の頻度も落ち着くだろう」と考えていても、想像以上に子どもも自分も授乳に対する思い入れが強い場合もあります。授乳をどうしたいかは、早めにご自身の中で言語化しておくことをおすすめします。 2. 復帰後の働き方を、具体的にイメージできているか 気持ちの整理と同じくらい重要なのが、「実際に復帰後どのように働くか」という具体的なすり合わせです。私自身、今回はこの部分でかなりつまずきました。...

「妊娠を機に退職」の相談を受けたら。管理職として知っておきたい、本音に寄り添う対話のヒント 〜「引き止めるか、受け入れるか」の前に。社員の不安と現場のリアルをつなぐコミュニケーション〜

「妊娠を機に退職」の相談を受けたら。管理職として知っておきたい、本音に寄り添う対話のヒント 〜...

チームで頼りにしているメンバーから、「実は妊娠しまして、退職を考えています」と相談されたとき、管理職としてどのように言葉を返すべきか迷った経験はないでしょうか。 「体を最優先にしてほしいけれど、できればこれからも一緒に働きたい」 「でも、無理に引き止めるのは本人の負担になってしまうのではないか」 相手を大切に想い、同時にチームのマネジメントにも責任を持っているからこそ、こうした葛藤が生まれるのはとても自然なことです。 今回は、「妊娠・働く・退職」という岐路に立つ部下から相談を受けた際、管理職としてどのように向き合い、双方にとって納得感のある対話を進めていけばよいかを考えます。 なぜ「働き続ける」ではなく「退社」を選ぼうとするのか? 退職を切り出す社員の多くは、「仕事を嫌いになった」わけではなく、いくつかの不安が重なってその結論に至ることがあります。 ・体調の波と「迷惑をかけたくない」という申し訳なさ  つわりや急な体調変化で思うように動けない日が続くと、「周囲にシワ寄せがいってしまう」と自分を責めてしまい、責任感の強さから「これ以上迷惑をかける前に辞めよう」と考えてしまうケースがあります。 ・産後・復職後のイメージが持てない不安  「育児をしながらこれまでの業務量をこなせるだろうか」「子どもの急病で休むことが増えたら、どう評価されるのだろう」といった、少し先の未来に対する見通しが立たないことも大きな要因です。 退職の相談を受けたとき、大切にしたい3つの視点 すぐに退職届の手続きを進めたり、逆に強く引き止めたりする前に、まずは以下のような視点を持つと、お互いに落ち着いて話ができるようになります。 視点①:まずはお祝いと、日頃の貢献への感謝を伝える  現場の業務調整が頭をよぎる瞬間ではありますが、まずは「おめでとう」という祝福と「これまで頑張ってくれてありがとう」という感謝を言葉にします。これだけで、緊張していた部下の肩の力がふっと抜けます。 視点②:「前向きな決断」か「不安からの消去法」かを聴く  「家庭や子育てに専念したいという本人の前向きな希望」なのか、それとも「周囲に迷惑をかけるのが怖くて辞めるしかないと思っているのか」を、急かさずにヒアリングします。 視点③:「辞める/フルタイム」以外の選択肢を共有する  もし不安からの消去法であれば、休職や時短勤務、一時的な業務内容の変更、リモートワークなど、柔軟な選択肢があることを「一つの情報」として伝えてみます。 現場マネジメントと両立させる「対話と体制づくり」 管理職の方が一人で抱え込まず、仕組みとしてチーム全体で対応していくことが大切です。 企業内で様々な連携をとっていきましょう。 人事や専門窓口と連携する  利用できる制度や過去の復職事例などについて、人事や労務担当者と情報を共有しながら、会社全体でどんなサポートができるかを確認します。 業務の共有・引き継ぎを前倒しで進める  体調の変化や急なお休みに備え、その人しか分からない業務をチーム内でシェアしていきます。業務の「見える化」を進めることは、結果としてチーム全体の属人化解消にもつながります。 一度の面談で結論を急がない  妊娠期間中は、体調や心情が時期によって大きく変化します。「今日すべてを決めなくても大丈夫。体調を見ながら、また来月ゆっくり話そう」と、長期的なスパンで見守る姿勢が部下の安心感を生みます。 一人ひとりの選択を尊重し合える組織へ 対話を重ねた結果、本人が前向きに「退職」を選ぶ場合も、制度を活用して「継続」を選ぶ場合も、どちらが正解ということはありません。...

「妊娠を機に退職」の相談を受けたら。管理職として知っておきたい、本音に寄り添う対話のヒント 〜...

チームで頼りにしているメンバーから、「実は妊娠しまして、退職を考えています」と相談されたとき、管理職としてどのように言葉を返すべきか迷った経験はないでしょうか。 「体を最優先にしてほしいけれど、できればこれからも一緒に働きたい」 「でも、無理に引き止めるのは本人の負担になってしまうのではないか」 相手を大切に想い、同時にチームのマネジメントにも責任を持っているからこそ、こうした葛藤が生まれるのはとても自然なことです。 今回は、「妊娠・働く・退職」という岐路に立つ部下から相談を受けた際、管理職としてどのように向き合い、双方にとって納得感のある対話を進めていけばよいかを考えます。 なぜ「働き続ける」ではなく「退社」を選ぼうとするのか? 退職を切り出す社員の多くは、「仕事を嫌いになった」わけではなく、いくつかの不安が重なってその結論に至ることがあります。 ・体調の波と「迷惑をかけたくない」という申し訳なさ  つわりや急な体調変化で思うように動けない日が続くと、「周囲にシワ寄せがいってしまう」と自分を責めてしまい、責任感の強さから「これ以上迷惑をかける前に辞めよう」と考えてしまうケースがあります。 ・産後・復職後のイメージが持てない不安  「育児をしながらこれまでの業務量をこなせるだろうか」「子どもの急病で休むことが増えたら、どう評価されるのだろう」といった、少し先の未来に対する見通しが立たないことも大きな要因です。 退職の相談を受けたとき、大切にしたい3つの視点 すぐに退職届の手続きを進めたり、逆に強く引き止めたりする前に、まずは以下のような視点を持つと、お互いに落ち着いて話ができるようになります。 視点①:まずはお祝いと、日頃の貢献への感謝を伝える  現場の業務調整が頭をよぎる瞬間ではありますが、まずは「おめでとう」という祝福と「これまで頑張ってくれてありがとう」という感謝を言葉にします。これだけで、緊張していた部下の肩の力がふっと抜けます。 視点②:「前向きな決断」か「不安からの消去法」かを聴く  「家庭や子育てに専念したいという本人の前向きな希望」なのか、それとも「周囲に迷惑をかけるのが怖くて辞めるしかないと思っているのか」を、急かさずにヒアリングします。 視点③:「辞める/フルタイム」以外の選択肢を共有する  もし不安からの消去法であれば、休職や時短勤務、一時的な業務内容の変更、リモートワークなど、柔軟な選択肢があることを「一つの情報」として伝えてみます。 現場マネジメントと両立させる「対話と体制づくり」 管理職の方が一人で抱え込まず、仕組みとしてチーム全体で対応していくことが大切です。 企業内で様々な連携をとっていきましょう。 人事や専門窓口と連携する  利用できる制度や過去の復職事例などについて、人事や労務担当者と情報を共有しながら、会社全体でどんなサポートができるかを確認します。 業務の共有・引き継ぎを前倒しで進める  体調の変化や急なお休みに備え、その人しか分からない業務をチーム内でシェアしていきます。業務の「見える化」を進めることは、結果としてチーム全体の属人化解消にもつながります。 一度の面談で結論を急がない  妊娠期間中は、体調や心情が時期によって大きく変化します。「今日すべてを決めなくても大丈夫。体調を見ながら、また来月ゆっくり話そう」と、長期的なスパンで見守る姿勢が部下の安心感を生みます。 一人ひとりの選択を尊重し合える組織へ 対話を重ねた結果、本人が前向きに「退職」を選ぶ場合も、制度を活用して「継続」を選ぶ場合も、どちらが正解ということはありません。...

「キャリアも、妊娠・出産も」諦めない。不安を"知る力"に変える3つのヒント

「キャリアも、妊娠・出産も」諦めない。不安を"知る力"に変える3つのヒント

📝ライター EggUカウンセラー みーやん  「キャリアも、妊娠出産も諦めたくない」——その悩み、あなただけじゃない 子どもを意識し始めたとき、頭の中にはどんな葛藤が生まれますか? 「キャリアは続けられるのかな?」 「仕事復帰したあと、どんな生活になるんだろう……」 「夫は私と同じくらい、子育てや家事に向き合ってくれるんだろうか?」 こんな悩みが浮かぶ人も多いのではないでしょうか。少なくとも私はそうでした。 妊娠、出産を経て、子育てをしながら働いている今。先を行く"働くママ"として女子会をしていると、オーストラリア在住の私のもとにも、こうした悩みが届きます。EggUを購入してくださったユーザーさんとのカウンセリングでも、よく出てくるトピックのひとつです。 こう考えると、この悩みは世界共通で、多くの女性が抱える葛藤なのだと思います。 ママギルトはどこから来る?見えない義務感の正体  ステレオタイプな考え方かもしれませんが、「子育てや家事は女性の仕事」「男性は外で働く」という役割分担は、今も根強く残っています。「そんなの時代錯誤だ」と思っている人でも、無意識のうちにそう行動してしまうことは、よくあるのではないでしょうか。 「妊娠しても、出産してもキャリアは続けたい」「キャリアアップだってしていきたい」—・・・そう思いながらも、いざ産後の職場復帰を考えると、"仕事も子どもも、どちらも中途半端になっている気がする"という罪悪感、いわゆる「ママギルト」を感じたり、「母親なんだから家のことも子どものことも当然」と、すべてを一人で抱え込んでしまう人も少なくないと思います。 この「母親なんだから当然」という感覚、いわば "義務感" は、どこから来るのでしょうか。 子どもを守り、育みたいという気持ちには、実は生物学的な土台があると言われています。妊娠・出産期に分泌されるオキシトシンというホルモンが、母親の子どもへの愛着形成に深く関わることが知られているためです。※1 ただし、これは「子を大切に思う気持ち」の話であって、「家事も育児もすべて一人でこなすべき」という義務感そのもの話ではありません。その感覚の多くは、社会の中で作られてきた役割分担が、後天的に私たちに刷り込まれたものだと考えられます。 だからこそ、妊娠・出産を考える世代が「その義務を果たせない・果たしたくない・果たしたいのか分からない」という状態にいると、「これでいいのかな」という違和感や罪悪感を覚えてしまうのかもしれませんね。 大切なのは、自分の"本当の望み"をクリアにすること でも、生き方や考え方はさまざまあっていい。私はそう信じています。 ただ、自分が本当は何を望んでいるのか、どう生きたいのか、自分の人生でどんな役割を果たしていきたいのかをクリアにしていくことは、とても大切だと思います。特に妊娠・出産に関しては、年齢によってからだの状態が変化していくからこそ、なおさらです。  子どもを産み育てたいと思っているのに、先の不安から一歩踏み出せずにいるなら、そこを深掘りする価値は大いにあります。ここからは、そんなときに試してほしい行動のヒントをいくつかご紹介します。 ヒント1:「不安の正体」を具体的に見てみる 妊娠中の不安には——専門家と先輩ママの声を聞く 妊娠中に起こりうるさまざまな変化に、仕事をしながら対応できるか不安なら、妊活を始める前に、どんなサポートが得られるのかを調べておきましょう。職場で働くママたちがどんな経験をして、何が助けになったのかを、信頼できる先輩や上司に聞いてみるのもおすすめです。 また、妊娠に関することや、自分が妊娠に向けてどんな準備を必要としているのかを、専門家に相談してみるのも良いと思います。 妊活の不安、妊娠中の不安、出産の不安、産後の不安——不安の中身はステージによってさまざまです。分からないことや予測できないことは、不安につながります。ただ漠然と不安を抱えるのではなく、その解消法・対処法も含めて正しい知識を得ることは、私たちにできることのひとつです。 ヒント2:会社と自治体の「産後サポート」を調べる 自分の会社の福利厚生や、国・自治体から得られるサポートを調べるのは基本のキ。それに加えて、パートナーの会社の福利厚生を調べることも、同じくらい大切です。 男性側の育休についての情報や、病児休暇が実際どのくらい使われているかなど、夫婦それぞれの会社からどんなサポートが得られるのか、会社としてそれを受け入れる体制があるのかどうかを調べておきましょう。...

「キャリアも、妊娠・出産も」諦めない。不安を"知る力"に変える3つのヒント

📝ライター EggUカウンセラー みーやん  「キャリアも、妊娠出産も諦めたくない」——その悩み、あなただけじゃない 子どもを意識し始めたとき、頭の中にはどんな葛藤が生まれますか? 「キャリアは続けられるのかな?」 「仕事復帰したあと、どんな生活になるんだろう……」 「夫は私と同じくらい、子育てや家事に向き合ってくれるんだろうか?」 こんな悩みが浮かぶ人も多いのではないでしょうか。少なくとも私はそうでした。 妊娠、出産を経て、子育てをしながら働いている今。先を行く"働くママ"として女子会をしていると、オーストラリア在住の私のもとにも、こうした悩みが届きます。EggUを購入してくださったユーザーさんとのカウンセリングでも、よく出てくるトピックのひとつです。 こう考えると、この悩みは世界共通で、多くの女性が抱える葛藤なのだと思います。 ママギルトはどこから来る?見えない義務感の正体  ステレオタイプな考え方かもしれませんが、「子育てや家事は女性の仕事」「男性は外で働く」という役割分担は、今も根強く残っています。「そんなの時代錯誤だ」と思っている人でも、無意識のうちにそう行動してしまうことは、よくあるのではないでしょうか。 「妊娠しても、出産してもキャリアは続けたい」「キャリアアップだってしていきたい」—・・・そう思いながらも、いざ産後の職場復帰を考えると、"仕事も子どもも、どちらも中途半端になっている気がする"という罪悪感、いわゆる「ママギルト」を感じたり、「母親なんだから家のことも子どものことも当然」と、すべてを一人で抱え込んでしまう人も少なくないと思います。 この「母親なんだから当然」という感覚、いわば "義務感" は、どこから来るのでしょうか。 子どもを守り、育みたいという気持ちには、実は生物学的な土台があると言われています。妊娠・出産期に分泌されるオキシトシンというホルモンが、母親の子どもへの愛着形成に深く関わることが知られているためです。※1 ただし、これは「子を大切に思う気持ち」の話であって、「家事も育児もすべて一人でこなすべき」という義務感そのもの話ではありません。その感覚の多くは、社会の中で作られてきた役割分担が、後天的に私たちに刷り込まれたものだと考えられます。 だからこそ、妊娠・出産を考える世代が「その義務を果たせない・果たしたくない・果たしたいのか分からない」という状態にいると、「これでいいのかな」という違和感や罪悪感を覚えてしまうのかもしれませんね。 大切なのは、自分の"本当の望み"をクリアにすること でも、生き方や考え方はさまざまあっていい。私はそう信じています。 ただ、自分が本当は何を望んでいるのか、どう生きたいのか、自分の人生でどんな役割を果たしていきたいのかをクリアにしていくことは、とても大切だと思います。特に妊娠・出産に関しては、年齢によってからだの状態が変化していくからこそ、なおさらです。  子どもを産み育てたいと思っているのに、先の不安から一歩踏み出せずにいるなら、そこを深掘りする価値は大いにあります。ここからは、そんなときに試してほしい行動のヒントをいくつかご紹介します。 ヒント1:「不安の正体」を具体的に見てみる 妊娠中の不安には——専門家と先輩ママの声を聞く 妊娠中に起こりうるさまざまな変化に、仕事をしながら対応できるか不安なら、妊活を始める前に、どんなサポートが得られるのかを調べておきましょう。職場で働くママたちがどんな経験をして、何が助けになったのかを、信頼できる先輩や上司に聞いてみるのもおすすめです。 また、妊娠に関することや、自分が妊娠に向けてどんな準備を必要としているのかを、専門家に相談してみるのも良いと思います。 妊活の不安、妊娠中の不安、出産の不安、産後の不安——不安の中身はステージによってさまざまです。分からないことや予測できないことは、不安につながります。ただ漠然と不安を抱えるのではなく、その解消法・対処法も含めて正しい知識を得ることは、私たちにできることのひとつです。 ヒント2:会社と自治体の「産後サポート」を調べる 自分の会社の福利厚生や、国・自治体から得られるサポートを調べるのは基本のキ。それに加えて、パートナーの会社の福利厚生を調べることも、同じくらい大切です。 男性側の育休についての情報や、病児休暇が実際どのくらい使われているかなど、夫婦それぞれの会社からどんなサポートが得られるのか、会社としてそれを受け入れる体制があるのかどうかを調べておきましょう。...

「昇格」と「ライフプラン」のタイミング。優秀な社員と企業がフェアに未来を描くための対話

「昇格」と「ライフプラン」のタイミング。優秀な社員と企業がフェアに未来を描くための対話

社内で実績を積み、周囲からの信頼も厚い社員に対して「次のステップ(管理職やリーダー職)へ昇格させたい」と考えるのは、企業として自然なステップです。 しかし同時に、年齢やライフステージを考慮したとき、企業側にはこのような悩みや葛藤が浮かぶこともあります。 「もし、近いうちに妊娠や出産が重なったら、かえって本人の負担になるのではないか」 「昇格直後に産休に入るかもしれない状況で、役職を打診してもいいのだろうか」 これは、相手を大切に想い、同時に組織の運営を真剣に考えているからこそ生じる、非常にリアルで誠実な悩みです。 今回は、「昇格」と「ライフプラン」のタイミングについて、企業と社員がフラットな目線で対話し、お互いにとって最適な選択肢を共に描くためのヒントを考えます。 相手を尊重するからこそ生じる、対話の「ブレーキ」 お互いに相手を配慮するがゆえに本音を言えなくなってしまう「すれ違い」が起きることがあります。 企業側は「無理をさせたくない」という配慮や「現場の体制」への責任から 「責任の重い役職とライフイベントが重なると大変ではないか」という気遣いがあるかと思います。 同時に、「もし長期休暇に入るとなった場合、チームの業務をどうカバーすべきか」という、マネジメント視点での現実的な懸念もあります。 一方で社員側は「近々妊活を考えているけれど、今昇格を受けたら会社に迷惑をかけるかもしれない」と、せっかくのキャリアチャンスを前に、申し訳なさから自ら一歩引いてしまうことがあります。 フェアな評価と、ライフプランを分けて考える視点 双方が納得感を持つために、まずは以下の前提を頭に置いておくと、対話が非常にスムーズになります。昇格は、本人がこれまで会社にもたらした実績に対する正当な評価です。将来起こるかもしれない「不確定な予測(ライフイベント)」を理由に評価を保留することは、客観的な実力主義の観点からも、一度フラットに見直してみる価値があります。また、「役職についてすぐ休むのは申し訳ない」と感じがちですが、実は「明確なポジションを持ってから休職に入り、その役割に復職する」という形をとった方が、復職後のキャリアや業務の切り出しが明確になり、企業・本人の双方にとってミスマッチが減るという側面もあります。   双方のリスクと希望を開示し合う「フラットな対話のステップ」 どちらか一方が我慢するのではなく、企業側も社員側も、それぞれの「事情」や「希望」をオープンに話し合えるステップが大切です。 ステップ①:評価と期待を真っ直ぐに伝える まずはプライベートな予測を交えず、「これまでの成果を評価しており、次のポジションで力を発揮してほしい」という期待を伝えます。これが、社員にとっての大きな自信と安心感になります。 ステップ②:それぞれの「リアルな懸念」を共有し合う 企業側は「もし休むことになった場合、業務をどう分担するか、どういうサポート体制を一緒に作りたいか」という見通しを共有。 同時に、社員側からも「実はこういうライフプランを視野に入れている」という本音を話しやすい環境を整えます。お互いの懸念点をあらかじめテーブルに載せることで、具体的な「対策」を一緒に考えられるようになります。 ステップ③:「長いスパン」でキャリアを捉える 仮に数年間のうちに休職期間が入ったとしても、5年、10年といった長期的なキャリアの視点で見たときに、その優秀な人材が組織に貢献してくれるインパクトは非常に大きいものです。長い目線で並走する姿勢をお互いに持つことが、結果的に信頼関係を深めます。 多様なライフステージに対応できる組織の強さ 「昇格」と「ライフプラン」は、どちらか一方を立てれば、もう一方が犠牲になるという対立構造ではありません。 実力ある社員をフェアに評価し、その後にどのような変化があっても、お互いに知恵を絞りながら柔軟に対応していく。そうした姿勢を社内に示していくことは、介護や自身の体調変化など、あらゆる事情を抱える「すべての社員」に対して、「この会社で長く、安心してキャリアを築いていける」という大きな信頼感に繋がります。 焦ってルールを大改修する必要はありません。 「今日、目の前の大切な社員に対して、仕事への期待と、これからのキャリアについて、等身大の対話から始めてみる」 そんな、日々の小さなコミュニケーションの一歩から、温かい組織づくりを共に進めてみませんか。...

「昇格」と「ライフプラン」のタイミング。優秀な社員と企業がフェアに未来を描くための対話

社内で実績を積み、周囲からの信頼も厚い社員に対して「次のステップ(管理職やリーダー職)へ昇格させたい」と考えるのは、企業として自然なステップです。 しかし同時に、年齢やライフステージを考慮したとき、企業側にはこのような悩みや葛藤が浮かぶこともあります。 「もし、近いうちに妊娠や出産が重なったら、かえって本人の負担になるのではないか」 「昇格直後に産休に入るかもしれない状況で、役職を打診してもいいのだろうか」 これは、相手を大切に想い、同時に組織の運営を真剣に考えているからこそ生じる、非常にリアルで誠実な悩みです。 今回は、「昇格」と「ライフプラン」のタイミングについて、企業と社員がフラットな目線で対話し、お互いにとって最適な選択肢を共に描くためのヒントを考えます。 相手を尊重するからこそ生じる、対話の「ブレーキ」 お互いに相手を配慮するがゆえに本音を言えなくなってしまう「すれ違い」が起きることがあります。 企業側は「無理をさせたくない」という配慮や「現場の体制」への責任から 「責任の重い役職とライフイベントが重なると大変ではないか」という気遣いがあるかと思います。 同時に、「もし長期休暇に入るとなった場合、チームの業務をどうカバーすべきか」という、マネジメント視点での現実的な懸念もあります。 一方で社員側は「近々妊活を考えているけれど、今昇格を受けたら会社に迷惑をかけるかもしれない」と、せっかくのキャリアチャンスを前に、申し訳なさから自ら一歩引いてしまうことがあります。 フェアな評価と、ライフプランを分けて考える視点 双方が納得感を持つために、まずは以下の前提を頭に置いておくと、対話が非常にスムーズになります。昇格は、本人がこれまで会社にもたらした実績に対する正当な評価です。将来起こるかもしれない「不確定な予測(ライフイベント)」を理由に評価を保留することは、客観的な実力主義の観点からも、一度フラットに見直してみる価値があります。また、「役職についてすぐ休むのは申し訳ない」と感じがちですが、実は「明確なポジションを持ってから休職に入り、その役割に復職する」という形をとった方が、復職後のキャリアや業務の切り出しが明確になり、企業・本人の双方にとってミスマッチが減るという側面もあります。   双方のリスクと希望を開示し合う「フラットな対話のステップ」 どちらか一方が我慢するのではなく、企業側も社員側も、それぞれの「事情」や「希望」をオープンに話し合えるステップが大切です。 ステップ①:評価と期待を真っ直ぐに伝える まずはプライベートな予測を交えず、「これまでの成果を評価しており、次のポジションで力を発揮してほしい」という期待を伝えます。これが、社員にとっての大きな自信と安心感になります。 ステップ②:それぞれの「リアルな懸念」を共有し合う 企業側は「もし休むことになった場合、業務をどう分担するか、どういうサポート体制を一緒に作りたいか」という見通しを共有。 同時に、社員側からも「実はこういうライフプランを視野に入れている」という本音を話しやすい環境を整えます。お互いの懸念点をあらかじめテーブルに載せることで、具体的な「対策」を一緒に考えられるようになります。 ステップ③:「長いスパン」でキャリアを捉える 仮に数年間のうちに休職期間が入ったとしても、5年、10年といった長期的なキャリアの視点で見たときに、その優秀な人材が組織に貢献してくれるインパクトは非常に大きいものです。長い目線で並走する姿勢をお互いに持つことが、結果的に信頼関係を深めます。 多様なライフステージに対応できる組織の強さ 「昇格」と「ライフプラン」は、どちらか一方を立てれば、もう一方が犠牲になるという対立構造ではありません。 実力ある社員をフェアに評価し、その後にどのような変化があっても、お互いに知恵を絞りながら柔軟に対応していく。そうした姿勢を社内に示していくことは、介護や自身の体調変化など、あらゆる事情を抱える「すべての社員」に対して、「この会社で長く、安心してキャリアを築いていける」という大きな信頼感に繋がります。 焦ってルールを大改修する必要はありません。 「今日、目の前の大切な社員に対して、仕事への期待と、これからのキャリアについて、等身大の対話から始めてみる」 そんな、日々の小さなコミュニケーションの一歩から、温かい組織づくりを共に進めてみませんか。...

妊娠を機に退社する?続ける?迷っているあなたへ

妊娠を機に退社する?続ける?迷っているあなたへ

📝ライター EggUカウンセラー みーやん 「妊娠がわかって嬉しいけれど、仕事はどうしよう…」 そんな風に悩んでいませんか?妊娠を機に退社するかどうかは、多くの女性が直面する大きな決断です。約7割の女性が第一子出産後も働き続けている一方で、自分らしい選択として退職を選ぶ方も少なくありません。 大切なのは、あなたとあなたの家族にとって何がベストか。 この記事では、退社することのメリットとデメリットを、まさに現在育休中の私があなたに代わって考えてみました。一つの参考にしてみてください! 退社することのメリット こんな良いことがあります ゆっくり育児に向き合える時間 出産後は、想像以上に育児に時間とエネルギーが必要です。授乳やおむつ替え、寝かしつけ。生後1年間は特に、赤ちゃんの成長が目まぐるしい時期ですよね。 退職していれば、子どものペースに合わせた生活ができます。「今、笑った!」「寝返りができた!」そんな瞬間を見逃さずに過ごせるのは、かけがえのない時間です。 妊娠中も自分のペースで つわりがひどい朝、通勤電車に揺られる辛さ。立ち仕事や残業の負担。妊娠中は体調が本当に変わりやすいものです。 退職の時期によっては、体調に合わせて休めるので安心感があります。「今日はゆっくりしよう」「検診の後はカフェで一息つこう」そんな風に、自分のペースで妊娠期間を過ごせます。 仕事のストレスから解放される 納期や業績のプレッシャー、職場の人間関係。仕事には様々なストレスがありますよね。 妊娠中や育児中は、心も体もデリケートな時期。仕事を辞めず産休・育休という選択をとった場合、妊娠中は「職場の人に迷惑をかけるのではないか?」「復帰後にはどんな生活が待っているのか・・・」など未知であるが故、それらをストレスに感じることは多いはず。なので、退社を選ぶことでストレスフリーな環境で過ごせることは、自分にとっても、赤ちゃんの健康にとっても良いことの一つではないでしょうか。 パートナーや家族との時間が増える 新しい家族を迎える準備を一緒に楽しんだり、「どんな名前にしようか」「部屋のレイアウトは」なんて話し合ったり。そんな穏やかな時間が増えるのも、退職の魅力です。 自分のキャリアを見つめ直せる 「本当にやりたいことは何だろう?」「もっと柔軟な働き方ができる職場があるのでは?」 妊娠出産の期間は、今までのキャリアを見直す絶好のチャンスです。落ち着いてから、新しいスタートを切ることもできます。実際EggUのカウンセリングをしていても、妊娠を機に退職をしたい女性によく出会います。その多くが、妊娠・出産を機会に自分の働き方やキャリア、産後の育児ー仕事のライフバランスを考え直したいとおっしゃっていました。 退社することのデメリットー知っておいてほしいこと でも、正直にお伝えしたいこともあります。退職には、いくつかのデメリットもあるんです。 経済的な負担が一番大きい これが最も大きなデメリットかもしれません。 退職すると、産休・育休中にもらえる手当が受け取れなくなります。具体的には: *出産手当金:産休により給与が支給されない期間の生活を支える健康保険から支給される給付金 **育児休業給付金:育児休業中に収入がゼロにならないよう雇用保険から**賃金の約67%(最初の6か月。その後は50%)が支給される制度 これらがなくなると、パートナーの収入だけで生活することに。「おむつ代、ミルク代、思ったより高い…」家計への影響は想像以上に大きいかもしれません。 ただし! 退職のタイミングによっては、出産手当金は受け取れる場合もあります。どちらの給付金も要件などを事前にしっかり調べておくことをおすすめします。...

妊娠を機に退社する?続ける?迷っているあなたへ

📝ライター EggUカウンセラー みーやん 「妊娠がわかって嬉しいけれど、仕事はどうしよう…」 そんな風に悩んでいませんか?妊娠を機に退社するかどうかは、多くの女性が直面する大きな決断です。約7割の女性が第一子出産後も働き続けている一方で、自分らしい選択として退職を選ぶ方も少なくありません。 大切なのは、あなたとあなたの家族にとって何がベストか。 この記事では、退社することのメリットとデメリットを、まさに現在育休中の私があなたに代わって考えてみました。一つの参考にしてみてください! 退社することのメリット こんな良いことがあります ゆっくり育児に向き合える時間 出産後は、想像以上に育児に時間とエネルギーが必要です。授乳やおむつ替え、寝かしつけ。生後1年間は特に、赤ちゃんの成長が目まぐるしい時期ですよね。 退職していれば、子どものペースに合わせた生活ができます。「今、笑った!」「寝返りができた!」そんな瞬間を見逃さずに過ごせるのは、かけがえのない時間です。 妊娠中も自分のペースで つわりがひどい朝、通勤電車に揺られる辛さ。立ち仕事や残業の負担。妊娠中は体調が本当に変わりやすいものです。 退職の時期によっては、体調に合わせて休めるので安心感があります。「今日はゆっくりしよう」「検診の後はカフェで一息つこう」そんな風に、自分のペースで妊娠期間を過ごせます。 仕事のストレスから解放される 納期や業績のプレッシャー、職場の人間関係。仕事には様々なストレスがありますよね。 妊娠中や育児中は、心も体もデリケートな時期。仕事を辞めず産休・育休という選択をとった場合、妊娠中は「職場の人に迷惑をかけるのではないか?」「復帰後にはどんな生活が待っているのか・・・」など未知であるが故、それらをストレスに感じることは多いはず。なので、退社を選ぶことでストレスフリーな環境で過ごせることは、自分にとっても、赤ちゃんの健康にとっても良いことの一つではないでしょうか。 パートナーや家族との時間が増える 新しい家族を迎える準備を一緒に楽しんだり、「どんな名前にしようか」「部屋のレイアウトは」なんて話し合ったり。そんな穏やかな時間が増えるのも、退職の魅力です。 自分のキャリアを見つめ直せる 「本当にやりたいことは何だろう?」「もっと柔軟な働き方ができる職場があるのでは?」 妊娠出産の期間は、今までのキャリアを見直す絶好のチャンスです。落ち着いてから、新しいスタートを切ることもできます。実際EggUのカウンセリングをしていても、妊娠を機に退職をしたい女性によく出会います。その多くが、妊娠・出産を機会に自分の働き方やキャリア、産後の育児ー仕事のライフバランスを考え直したいとおっしゃっていました。 退社することのデメリットー知っておいてほしいこと でも、正直にお伝えしたいこともあります。退職には、いくつかのデメリットもあるんです。 経済的な負担が一番大きい これが最も大きなデメリットかもしれません。 退職すると、産休・育休中にもらえる手当が受け取れなくなります。具体的には: *出産手当金:産休により給与が支給されない期間の生活を支える健康保険から支給される給付金 **育児休業給付金:育児休業中に収入がゼロにならないよう雇用保険から**賃金の約67%(最初の6か月。その後は50%)が支給される制度 これらがなくなると、パートナーの収入だけで生活することに。「おむつ代、ミルク代、思ったより高い…」家計への影響は想像以上に大きいかもしれません。 ただし! 退職のタイミングによっては、出産手当金は受け取れる場合もあります。どちらの給付金も要件などを事前にしっかり調べておくことをおすすめします。...

41歳で出産して、何を後悔している?―答えは『18回の夏』でした

41歳で出産して、何を後悔している?―答えは『18回の夏』でした

~仕事もプライベートも•••「欲張りかな」と感じているあなたに知ってほしいこと~ 📝ライター EggUカウンセラー みーやん いつものEggUのコラムは前向きでポジティブなものが多いですが、今回は少しドキッとするお話をさせてください。出産にまつわる「後悔」と、その先に思うことについて、40歳で妊娠し41歳で出産した私の経験をもとにあまり話されないそのリアルをお話していきたいと思います。 周りの話を聞いても、メディアや本を読んでも「妊娠・出産は若いうちにすべき」という言葉。もちろんこれは医学的な事実で、母体年齢による影響は確かにあります。 でも、高齢妊娠・出産になる理由はそれぞれで、自分ひとりでどうにかなる問題ではありません。パートナーとの関係、キャリア、環境、そして自分のからだの状態――様々な要因が複雑に絡み合っています。だからこそ、一概に「早く子どもを作るべき」とは言えないと私は思うのです。 私自身、37歳で第一子、41歳で第二子を出産しました。二度の高齢出産です。20代30代は自分のやりたいこと、夢を優先しました。その選択自体に後悔はありません。 では、何に後悔を感じているのか―― 41歳出産、唯一の後悔ー 愛おしくてたまらないわが子たちと過ごせる時間が短いということ。第二子を妊娠中、ふと思ったんです。「この子が無事生まれて、小学校にはいるころ私は47歳・・・成人を迎えるころには61歳になっている!」と。 今現在、4か月の乳児の育児の真っ只中、母乳をあげながら寝てしまうわが子を見ながら「私にはあとどのくらいこの子に手をかけてあげられる時間がのこっているんだろう」と思ってしまうのです。 どこかのコラムで読んだことがあります。  “You only have 18 summers with your kids—make them count!” 「自分の子どもと過ごせる夏は18回しかないー大切にしなさい」という言葉。 子どもが巣立っていくのは本当に早いもので、18歳で家を出て自立する子も多いこの世の中。実際、私も18歳で親元を離れ、看護学校の寮生活を始めました。 でも実際はもっと早い。14歳くらいになると、夏休みといっても部活や友達との時間が優先され、親子でキャンプや旅行に行く機会はどんどん減っていく。つまり、「18回の夏」どころか、もっと短いということ……。ということは、子どもが生まれたその日から私たちの時間のカウントダウンは始まっているんですよね。 そんなことを考えると、本当にこの一瞬一瞬を大事に大事にしていかなければと思います。 もちろん、「親」としての関わりは18歳で終わることではなく、生きている間子どもは一生「子ども」であり、「親」としてかかわり続けたいと思います。 人生100年時代という言葉がある通り、今は60歳と言えどもまだまだ元気ですし、子どもと過ごす時間は沢山あるのではとも思います。でも、実際の年齢を考えていくと、娘が30歳のとき、私は71歳。もし娘が今の私と同じ41歳になるころには、私は82歳です。 そのとき、本当に元気で孫のお世話ができるだろうか?もしかしたら、介護される側になっているかもしれない……。そう考えると、元気に子どもと過ごせる時間には、確実に限りがあるのだと実感します。 今の自分だからできること とはいえ、20代30代で自分のしたい事、目標、自分らしいキャリア形成ができたからこそ今、子どもに伝えられることや育児に生かされていることは沢山あります。...

41歳で出産して、何を後悔している?―答えは『18回の夏』でした

~仕事もプライベートも•••「欲張りかな」と感じているあなたに知ってほしいこと~ 📝ライター EggUカウンセラー みーやん いつものEggUのコラムは前向きでポジティブなものが多いですが、今回は少しドキッとするお話をさせてください。出産にまつわる「後悔」と、その先に思うことについて、40歳で妊娠し41歳で出産した私の経験をもとにあまり話されないそのリアルをお話していきたいと思います。 周りの話を聞いても、メディアや本を読んでも「妊娠・出産は若いうちにすべき」という言葉。もちろんこれは医学的な事実で、母体年齢による影響は確かにあります。 でも、高齢妊娠・出産になる理由はそれぞれで、自分ひとりでどうにかなる問題ではありません。パートナーとの関係、キャリア、環境、そして自分のからだの状態――様々な要因が複雑に絡み合っています。だからこそ、一概に「早く子どもを作るべき」とは言えないと私は思うのです。 私自身、37歳で第一子、41歳で第二子を出産しました。二度の高齢出産です。20代30代は自分のやりたいこと、夢を優先しました。その選択自体に後悔はありません。 では、何に後悔を感じているのか―― 41歳出産、唯一の後悔ー 愛おしくてたまらないわが子たちと過ごせる時間が短いということ。第二子を妊娠中、ふと思ったんです。「この子が無事生まれて、小学校にはいるころ私は47歳・・・成人を迎えるころには61歳になっている!」と。 今現在、4か月の乳児の育児の真っ只中、母乳をあげながら寝てしまうわが子を見ながら「私にはあとどのくらいこの子に手をかけてあげられる時間がのこっているんだろう」と思ってしまうのです。 どこかのコラムで読んだことがあります。  “You only have 18 summers with your kids—make them count!” 「自分の子どもと過ごせる夏は18回しかないー大切にしなさい」という言葉。 子どもが巣立っていくのは本当に早いもので、18歳で家を出て自立する子も多いこの世の中。実際、私も18歳で親元を離れ、看護学校の寮生活を始めました。 でも実際はもっと早い。14歳くらいになると、夏休みといっても部活や友達との時間が優先され、親子でキャンプや旅行に行く機会はどんどん減っていく。つまり、「18回の夏」どころか、もっと短いということ……。ということは、子どもが生まれたその日から私たちの時間のカウントダウンは始まっているんですよね。 そんなことを考えると、本当にこの一瞬一瞬を大事に大事にしていかなければと思います。 もちろん、「親」としての関わりは18歳で終わることではなく、生きている間子どもは一生「子ども」であり、「親」としてかかわり続けたいと思います。 人生100年時代という言葉がある通り、今は60歳と言えどもまだまだ元気ですし、子どもと過ごす時間は沢山あるのではとも思います。でも、実際の年齢を考えていくと、娘が30歳のとき、私は71歳。もし娘が今の私と同じ41歳になるころには、私は82歳です。 そのとき、本当に元気で孫のお世話ができるだろうか?もしかしたら、介護される側になっているかもしれない……。そう考えると、元気に子どもと過ごせる時間には、確実に限りがあるのだと実感します。 今の自分だからできること とはいえ、20代30代で自分のしたい事、目標、自分らしいキャリア形成ができたからこそ今、子どもに伝えられることや育児に生かされていることは沢山あります。...