〜「入社すぐの妊娠」への不安を、「長く活躍してもらうための信頼」に変える、フラットな対話のヒント〜
採用面接の現場で、実績も人柄も申し分ない20代後半〜30代の優秀な応募者に出会ったとき、採用担当者や現場の管理職の方々の頭を、ふとこんな思いがよぎることがあります。
「もし、入社してすぐに妊娠や出産といったライフイベントが重なったら、現場の体制は維持できるだろうか」
「仕事を覚えてもらう途中で産休に入ることになったら、本人にも負担をかけてしまうのではないか」
これは、採用コストやチームのマネジメントに責任を持ち、同時に応募者のことも真剣に考えているからこそ生じる、非常にリアルで誠実な葛藤です。
今回は、「妊娠前の転職」という少しデリケートなテーマについて、企業と応募者の双方が過度な遠慮やすれ違いをなくし、長期的な信頼関係を築くためのヒントを考えます。
相手を想うからこそ生じる、採用現場の「すれ違い」
採用において、企業側と応募者側の双方が相手を慮るあまり、本音を共有できないままモヤモヤを抱えてしまうケースがあります。
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企業側の葛藤:「現場のやりくり」への責任と、「どこまで聞いていいのか」という迷い
「入社後すぐに休職に入られた場合、周囲のフォロー体制が追いつかないのでは」という組織運営上の懸念。
さらに、プライバシーへの配慮からライフプランの話題に踏み込めず、お互いに見通しが立たないまま合否を判断せざるを得ない難しさがあります。 -
応募者側の葛藤:「長く働きたい」からこその不安と申し訳なさ
「今の職場では両立が難しいけれど、キャリアを諦めずに長く働きたい」という前向きな意欲があるからこそ、ライフイベントの前に転職活動をしています。
同時に、「入社してすぐに妊娠したら会社に迷惑をかけてしまう」と、強い罪悪感や不安を抱えていることも少なくありません。
お互いに「誠実でありたい」と願っているからこそ、対話にブレーキがかかってしまいがちです。
採用の場で大切にしたい、2つのフラットな視点
お互いが納得感を持って新しいスタートを切るために、まずは以下の前提を整理しておくと、採用の判断や対話がスムーズになります。
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合否の判断は「これまでの成果と能力」に対して行う
採用の基準は、本人のこれまでの実績やスキル、そして「自社の社風や価値観に共感し、一緒に気持ちよく働けそうか」という点です。
将来起こるかもしれない「不確定なライフイベント」を理由に評価を保留することは、客観的な実力主義の観点からも、一度フラットに見直してみる価値があります。 -
「5年、10年スパン」で人材の貢献度を捉える
仮に入社後1〜2年のうちに産休・育休期間が入ったとしても、長期的な視点で見れば、自社の文化を理解し、復職後に力を発揮してくれる中核人材としての貢献度は非常に大きなものになります。「入社時の数ヶ月」だけでなく、長い目で仲間を迎える視点がお互いの安心感につながります。
リスクと希望をオープンにする「面接での対話ステップ」
プライバシーに過度に踏み込まず、それでいてお互いの不安を解消するためのコミュニケーションのステップです。
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ステップ①:企業側から「両立を歓迎するスタンス」を先に示す
「当社では、ライフイベントがあっても長く活躍してほしいと考えています」という姿勢や、実際の復職事例、柔軟な働き方の選択肢を、会社側の情報としてオープンに伝えます。これにより、応募者は「この会社なら本音を話しても大丈夫かもしれない」と心理的ハードルを下げることができます。 -
ステップ②:「もしもの時」のキャリアイメージを一緒に描く
「いつ妊娠の予定がありますか?」と尋ねるのではなく、「もし将来的にライフステージの変化があった場合、どんなペースでキャリアを築いていきたいと考えていますか?」と、本人の意思や希望を主体的に聴き出す対話を行います。 -
ステップ③:現場のフォロー体制をオープンに共有する
「急な休みや体制変更があっても、チームでカバーできるようにマニュアル化を進めている」など、現場の現状を率直に共有します。
企業側の現実的な受け入れ態勢を伝えることで、応募者側も過度な申し訳なさを感じずに済みます。
ライフイベントを恐れない採用が、強い組織をつくる
「妊娠前の転職」に向き合うことは、企業にとって単なるリスク管理ではありません。
実力ある人を正当に迎え入れ、その後の変化にも柔軟に伴走する姿勢を持つことは、結果として介護や体調の変化など、あらゆる事情を抱える「すべての既存社員」に対しても、「この会社は人を大切にしてくれる」という強いエンゲージメントを生み出します。
一時的な人員配置の難しさの先にある、長期的な信頼関係の構築へ。 まずは目の前の候補者に対して、仕事への期待と、長く活躍してもらうための温かい対話から始めてみませんか。
社員がライフプランを “ 整理する場所 ”、企業の中にありますか?
「転職して新しい職場で力を発揮したいけれど、そろそろ子どものことも考えたい」
「もし入社後に妊娠が分かったら、周りにどう思われるだろう……」
責任感が強く、仕事に真摯に向き合う優秀な人材ほど、キャリアとライフプランの両立に一人で悩み、時に転職そのものを諦めてしまったり、本音を言えないまま入社を迎えたりすることがあります。
自分が人生やキャリアについてどう感じているのか、理想とするライフプランはどんなものか。 これらは、本人が意図的に立ち止まって考え、整理する機会を持たない限り、言葉にすることができません。そして、本人の「本音」が見えない状態では、企業側(上司や人事)も効果的なサポートや、お互いにとって生産的な対話を行うことが難しくなってしまいます。
社員が自分自身の心と体に向き合い、ライフプランを整理する。その「はじめの一歩」を後押しする場所として、私たち「EggU(BeLiebe)」は企業さまと社員のみなさまに伴走します。
EggUは、単に自宅でできるAMH検査(卵巣予備能検査)を提供するだけではありません。 検査結果という客観的なデータを通じて、社員自身がこれからのライフプランを主体的に見直したり、これまで言葉にできなかったキャリアと妊娠に関する「自分自身の本音」を整理したりするための、温かい対話のきっかけとしてご活用いただけます。
「社員が安心して長く働ける環境をつくりたい」
「採用時や入社後の対話をよりスムーズにする仕組みを取り入れたい」
そう思われた企業担当者さま・管理職のみなさまは、ぜひこちらの詳細ページをご覧になってみてください。
「漠然とした不安」を抱えたまま一人で悩む社員をゼロにし、企業と社員が笑顔で並走できる未来へ。
まずは、小さな対話のきっかけ作りから、私たちEggUと一緒に一歩を踏み出してみませんか?