📝ライター EggUカウンセラー みーやん
近年、晩婚化やキャリアを優先する女性が増えたことに伴い、妊娠年齢の上昇が進んでいます。医学の進歩により、高齢妊娠でも健康な赤ちゃんを産むことは可能となっていますが、年齢を重ねるとよりリスクが高くなります。しかしながら、若いうちに子どもを迎えることが一番であるということはわかってはいるけれど、自分の心の準備ができていない時、キャリアの波が乗ってきた時、やりたいことができる安定した社会的地位をもった時期に、妊娠・出産という大きなライフステージをとることが、自分にとってベストな選択かどうかは悩むところですよね。では、妊娠・出産時期が世にいう「高齢出産」になりそうなとき、もしくはなったとき、どんな知識を持ち、どんなことを考えておくべきなのか一緒に考えていきたいと思います。
高齢出産とそのリスク
高齢出産には医学的な定義はありませんが、初めての妊娠、出産が35歳を超える場合「高年初産」と定義されています。高齢出産という言葉からは「ハイリスク妊娠」「妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病などの合併症の発生率が高い」「染色体異常の発生率が高い」などネガティブな情報が飛び込んできますよね。私自身も高齢出産をした一人で、36歳で妊娠をし、37歳で出産をしました。自分が33歳の時、独身、パートナーなしというステイタスの状態の時に「私って子どもを持つことができるのかな?今からパートナーを探したとしても結婚、妊娠にいたるまで数年かかるとしたら、高齢出産になるかもしれない・・・そうなったら元気な赤ちゃん産めるのかな?」という漠然とした不安と、バイオロジカルクロックの重みを深く感じた経験があります。
それは、現代の女性の多くが感じることではないでしょうか?
リスクを最小限にするためにできること
上記に上げたそのリスクはもちろん事実。しかしながらそのリスクを最小限に保つことができるのも事実です。実際、私自身も特にそれらの合併症を起こすことなく、元気な赤ちゃんを産むことができました。地味なことではありますが、妊娠前から栄養バランスの良い食事をとったり、過度の体重増加がないように、食事と適度な運動を習慣化したり。できることは沢山あります。いつもは抜かしていた朝ごはんを簡単なものでもいいのでしっかりとるようにする。これも一つできることです。食事からとりにくい葉酸や鉄分のような女性に不足しがちな栄養素はサプリメントから効率よく摂取する。喫煙・飲酒習慣がある人は妊娠前から徐々に減らしていき妊娠期にはスムーズに禁煙・禁酒できるように準備する。これらもできることの一つですよね。
かかりつけの婦人科を持って定期的に子宮や卵巣の状態をみてもらうことは、妊娠前からできることです。また、妊娠期には定期的に妊婦健診にいくことは鉄則ですね。なにか異常があった場合はその早期発見になるでしょう。染色体異常などが気になっているのであれば、自分自身もしっかり知識をつけ、健診時は積極的にどんな準備ができるのか、追加でどんな検査があるのか自分の選択肢をしっかり理解しておくことも、とても大切です。そして、パートナーがいる場合は、将来のことや自分の希望、意思、リスクなどについてを話し合っていくことは必要不可欠です。
私達ができること
年齢を重ねることがネガティブにとらえられがちな妊娠・出産というトピック。ですが、一つ一つ紐解いていくことで、リスクを正しく理解し、それを最小限に止める方法を知り、実践していくことでポジティブに妊娠・出産へと望めるようになるとよいですね。
とはいえ、バイオロジカルクロックがあることは変えられないこと。特に35歳以上になると妊娠自体がしづらくなってきます。だからこそ、妊娠・出産が30代後半になりそう・・・という方は特に知っておきたい自分のからだのこと。卵子検査キット、EggUはからだに残された卵子の数や不妊リスクを可視化し、専門家によるオンラインカウンセリングを通じて、いつかの妊娠のためにいまできることを一緒に考え、自分らしいライフプランを描けるようサポートします。是非以下のリンクから詳細みてみてください!
📝ライター EggUカウンセラー みーやん
オーストラリアでも看護資格を取得後、30代後半で結婚、妊活、不妊、妊娠、出産を経験しキャリアとライフプランで悩む経験をした一人である。現在は看護師として働きながらEggUカウンセラーやキャリア・ライフコーチとしても活動中。