ベネフィット・ワン|子育ても、キャリアも。──参加者の100%が「何か行動したい」と回答。BeLiebeとの取り組みで見つけた“わたし軸”の働き方

株式会社ベネフィット・ワン様について

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福利厚生、健康経営、教育・研修サービスをワンストップで提供

福利厚生サービスをはじめヘルスケア事業、インセンティブ事業等人事マネジメント領域における総合的なサポートを通じて、多様なライフスタイルや価値観に合わせた働き方を実現し、企業様の生産性向上のお手伝いをしております。

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今回お話を伺った方のお名前・ご所属

株式会社ベネフィット・ワン 人事部 研修チーム

  • チーム長 小林亜佑美さま
  • 雨宮 亜希子さま
  • 三原裕美子さま

左から三原さま、小林さま、雨宮さま

「福利厚生サービス」等人事マネジメント領域における総合的なサポートを通じて、企業の働く環境づくりを支える株式会社ベネフィット・ワン(以下、ベネフィット・ワン)。同社には“誰もがキャリアアップを目指せる”という風土が根付き、社員の約75%を占める女性を中心に、多様な働き方やライフステージを支える制度が整備されています。

そんな同社が新たに取り組んだのが、BeLiebe(EggUの運営会社)による、今のからだの状態やこれからの変化を軸にキャリアとライフを考えるセミナー・ワークショップの実施。その背景には、社員一人ひとりが自身のからだの変化と向き合うことで、キャリアもライフも計画的に描いてもらえるきっかけ作りをしたいという思いがありました。  

忙しい日々の中で、「立ち止まって考える時間」を届けたかった

女性社員が多い中で課題となっていたのが、婦人科検診の受診率でした。健康診断の一環として、受診費用は企業負担で案内しているにもかかわらず、受診率はおよそ半数。「女性社員が多い中で、婦人科系疾患に対するヘルスリテラシーが高くない社員もいるのかもれない。また、当事者でない社員は課題として捉えづらいのでは」と感じていたといいます。この課題からまず、女性の健康問題を改めて社員に啓蒙し、自分のからだと向き合ってもらいたいと思っていました。

また、ベネフィット・ワンでは、時短勤務、在宅制度、子ども参観日など、働く人のライフイベントに寄り添う制度を積極的に整えてきました。

「誰もがキャリアアップできる風土はある。でも、育児や介護、不妊治療といった“ライフの課題”を当事者が語り合える場は、まだまだ少ないんです。悩みは一人ひとり違うし、家庭環境や子どもの年齢で揺れる気持ちは、制度だけでは拾いきれない。」

そこで昨年全社で両立支援に関して全社員にアンケートを取得。社員の意見やニーズ、課題を把握する機会になりました。

そこで企画されたのが“からだ軸で考えるキャリアセミナー・ワークショップ”。対象は女性に限定せず、性別関係なく情報をインプットしてもらい相互理解につなげたかったので男性も含めた全社員に向けて実施しました。

「キャリアや子育て、推し活※の予定まで(!)、年代におけるからだの変化に気づき“未来の自分”をマップに落とし込んだことで、『今、何を大事にしたいか』『何を備えておきたいか』を自然と考えるきっかけになりました。たった1時間でも、今後起こりうるからだの変化や自分の人生と向き合う時間になるんですね。」(セミナー企画者:ベネフィット・ワン 人事部 雨宮さん)

セミナー後のアンケートでは、参加者の100%が『何か行動したいと思った』と回答。「ずっと放置していた貧血の治療を始めたいと思った」と体を労わる声や、「ライフプランについて考えることが後回しになりがちだったけど、考えるきっかけになった」「ライフ→キャリアの順に考えることが大事だと気づいた」というキャリアに関する声も寄せられ、行動変容のきっかけとなりました。

※自分が「推し」と決めたアイドル、キャラクター、俳優、アーティストなど、特定の対象を応援する活動全般

「からだ」「キャリア」「ライフ」。すべてを“わたし”の軸で考える

今回の取り組みを通じて印象的だったのは、「育児や介護の有無だけではなく、趣味や価値観も含めた“わたしらしさ”をどうキャリアに活かすか」を自然に話せる雰囲気が生まれたこと。

「これまで“健康経営”や“両立支援”には力を入れてきたけれど、その先に“どんなプロになるか”までは踏み込めていなかった気がします。このセミナー・ワークショップを通じて、個人の棚卸や未来像を描く時間が生まれたのは本当に大きかったです。」

また、参加者が他の部署や立場の異なるメンバーと交流することで、「自分だけじゃない」という安心感や、「こんなふうに働いてもいいんだ」という多様なロールモデルの発見にもつながったといいます。

第三者だからこそ伝えられることがある

現在は「女性向けにもう一歩踏み込んだセミナー」の実施についても、BeLiebeと企画中。背景には、「社内の言葉では届きづらいことも、社外からの声ならすっと入ってくる」という気づきがありました。

「BeLiebeさんのように、外部の視点を借りながら“社員一人ひとりの人生”に向き合うサポートをしていくことは、福利厚生の会社としても、とても大切な視点だと感じています。」

制度の先にある「行動の変化」へ

制度があっても、使われなければ意味がない。ベネフィット・ワンがBeLiebeとともに挑んでいるのは、まさにその「行動」をどう生み出すか、という問いです。

「今後もBeLiebeさんと一緒に、“行動につながる仕掛け”を考えていきたい。セミナーに留まらず、連続的に関われるような形で社員を支えていけたらと思っています。」

働く人の「からだ」と「こころ」と「キャリア」をまるごと支える。その本質に向き合うベネフィット・ワンの挑戦は、これからも続いていきます。

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